Frequently Asked Questions がん治療Q&A

よくある質問

Frequently Asked Questions

がんは、とても怖い病気と恐れられていますが、がんについての知識が無いことによる不安要素がひとつの原因と考えられます。がんの事を知り、治療のことなどを理解できればその不安も和らぐことにつながると思います。
よくある質問をでは、多くの患者さんやそのご家族が感じられた疑問を集めています。同じ疑問や不安があると思います。それは、あなたひとりが悩まれていることではないということになります。また、当院ではがん治療相談室も設けておりますのでお気軽にご利用ください。

早期がんと進行がんとは?

早期がんとは、手術や内視鏡的切除などの治療により根治可能な初期のがんのことで、リンパ節転移や遠隔転移のないがんのことです。
早期がん以外の癌を進行がんと言いますが、進行がんは手術、化学療法、放射線治療などで治療されます。
また、これらの治療を組み合わせて治療されます(集学的治療)。
治療困難な死期の迫っている進行がんを末期がんといい、進行がんと診断されても末期がんとは限りません。

抗がん剤は必要ですか?

がんの進行状態によって必要になると考えるのが一般的です。
がんは、初期段階では局所に留まるため手術などの局所療法で根治可能ですが、進行していくと血管やリンパ管を侵襲するため、血液やリンパ液の流れにのって全身に転移していきます。
このような場合は、局所療法である手術や放射線療法では治療できないので、全身治療である抗がん剤を用いた化学療法が必要になってきます。

また、以前は注射薬による化学療法は副作用が強く入院にて行っていましたが、現在では副作用を抑える薬剤(支持療法)が開発されているため、患者さんの生活の質(QOL)を保ちながら治療していくことを目的として、当院でも外来で行われる場合が多くなっています(外来化学療法)。内服薬の抗がん剤で、従来の抗がん剤と作用機序が異なる分子標的治療剤も開発されています。

がんの精密検査って痛みを伴いますか?

最近では患者さんの負担の少ない検査法も開発されています。
高血圧、心臓病、糖尿病など病気をお持ちの方も、心配せずに、医師によく相談し最も適した検査計画をたててもらいましょう。