GUIDANCE 診療のご案内

診療のご案内

Medical guidance

がん診療センターで治療を受けるまでの流れをご案内いたします。
外来診療では、セカンドオピニオン、アドヴァンス・ケア・プランニングなど主な治療を支える相談なども可能です。
悩みを抱えず、解決できるよう支援いたしますので、お気軽に相談ください。

予約について

がん診療センターの受診は、基本条件として既に「がん治療」を受けている方が対象になります。つまり、多根総合病院がん診療センターを受診するには、既に治療を受けている病院や診療所からの転院となりますので、今治療を受けられている主治医に相談していただき、受診の予約を取っていただきますようお願いいたします。

既に治療を
勧めている方
初めてがんと
診断された方
セカンドオピニオン
ご希望の方
主治医に相談と依頼
主治医より紹介状を発行します。
地域連絡室に紹介と予約
がん診療センターへの予約をお取りします。
がん診療センター診 察
予約当日にがん診療センターへお越しください。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンとは、患者さん自身が受ける治療を自ら決定する権利を支援することです。現代の医療の進歩と選択肢が多く新薬や新しい手術方法の開発などにより、一つの病気でもいくつもの治療方法があります。また、医師によって治療方針が異なることも珍しくありません。
このため、当院においてもセカンドオピニオン外来を設け、医師から患者さんにとって最善と考えられる治療について、専門的見地から助言してまいります。

アドバンス・ケア・プランニング

アドバンスケアプランニング(Advance Care Planning; ACP)は厚生労働省が人生の最終段階における医療体制整備事業からはじまった用語です。
2018年に発表された、人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドラインでは、『人生の最終段階における医療・ケアについては、医療従事者から適切な情報提供と説明がなされたうえで、本人と医療・ケアチームとの合意形成に向けた話し合いを踏まえた本人による意思決定を基本とし、多専門職種から構成される医療・ケアチームとして方針の決定を行うこと』とされています。
またその際、ACPの愛称は『人生会議』とされました。
これまで医療・ケアの現場においては、心肺停止時に心肺蘇生を行うかどうかをあらかじめ確認しておくことに主眼が置かれてきましたが、ACPはそれも含め、今後の治療選択、療養場所の決定や社会資源の活用、費用のことなど多角的な視点で人生の歩み方を確認・共有することを指しています。

ACPを行う上での準備、
大切なこと

先にも述べたように、ACPを行う上では本人による意思決定が基本となります。。
診断が下されたその時から、自分はどうありたいかということを考えておくことが最大の準備になります。 医療・ケアチームではご本人の意見、そしてご家族の意見と、実現可能性を照らし合わせてサポート計画を考えていきます。
信頼できる家族・医療者との関係はとても大切です。ご自身が納得できる治療・ケアを受けることができるよう、セカンドオピニオンなどもご活用ください。

当院におけるACP

厚生労働省のガイドラインにおいては、『人生の最終段階における』と形容されておりますが、がんと診断された時から、診断法や治療法に悩んだり、確認することを希望される患者さんが多いと考えられます。
緩和ケアにおいては早期からの緩和ケアの必要性を啓蒙されていますが、ACPにおいても同様で、常に納得のいく検査・治療・ケアを受けていただくことが大切だと考え、がんと診断された方ならどなたでもACPを行えるよう外来枠を設けました。。
他院で治療を受けておられる方で、ACP外来だけを希望されてもかまいません。がん治療から緩和ケアまで幅広く対応するために腫瘍内科(緩和ケア兼務)医師が担当させていただきます。

ACPの支援についてのご案内

ACP(アドバンス・ケア・プランニング 以下、ACP)での支援は、各専門部門のセンターごとに取り組みや支援方法が変わります。具体的には、各センターのページをご覧いただけますとご理解頂けるものと思います。
各専門分野のACPへの取り組みは、それぞれのページにて紹介しています。